asahi.com（朝日新聞社）：ペコちゃん人形７体盗んだ男、猶予判決 和歌山地裁 - 社会

関西の「不二家」店頭のペコちゃん人形が相次いで盗まれた事件のうち、７件の窃盗と１件の窃盗未遂の罪に問われた大阪府四條畷市岡山５丁目、解体作業員池田興応（おきまさ）被告（３８）の判決が２９日、和歌山地裁であった。国分進裁判官は「換金目的の動機に酌むべき事情はない」と述べる一方、反省して被害を弁済しているとして、懲役３年保護観察付き執行猶予４年（求刑懲役３年）を言い渡した。 判決によると、池田被告は２００８年１２月〜０９年２月、大阪、京都、兵庫、和歌山の４府県で、住所不定、無職稲葉洋被告（４３）＝窃盗罪などで公判中＝らと共謀してペコちゃん人形７体（計４１万円相当）を盗み、もう１体を盗もうとしたがひもで固定されていたため未遂に終わった。 池田被告はペコちゃん人形を持ち出す実行役や転売役をしていた。国分裁判官は「ペコちゃん人形を愛する子どもたちの夢を奪った」と述べた。

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