asahi.com（朝日新聞社）：ＪＲの橋から鉄板落下、新交通システムが接触 広島 - 社会

垂れ下がっていた鉄板＝広島市東区のＪＲ西日本広島支社、山本恭介撮影 ２０日午後４時２５分ごろ、広島市中区西白島（はくしま）町の新交通システム「アストラムライン」白島―城北駅間で、広域公園前発本通行き列車の運転士が、約５メートル上で交差しているＪＲ山陽線の鉄橋から鉄板が垂れ下がっているのを見つけた。列車は緊急停止したが、避けきれずに鉄板と接触。乗客約１００人にけがはなく、約２５０メートル北の白島駅まで徒歩で移動した。 落下した鉄板の破片が電力供給線に触れたため、アストラムライン全線が約２時間停電し、約８千人に影響した。 ＪＲ西日本などによると、落下したのは漏水防止などの目的で橋の表面を覆っている鉄板２枚で、ともに長さ５．９メートル、幅１２センチ、厚さ１ミリで、重さ１．８キロ。ほかにも１３枚が外れかけており、撤去したという。１９９１年３月に取り付けられ、昨年７月の定期検査で異状はなかった