asahi.com（朝日新聞社）：中国残留孤児ＮＰＯの餃子工房開店 「食べて応援を」 - 社会

販売が始まった水ギョーザを手に笑顔を見せる理事長の池田澄江さん＝東京都台東区台東４丁目、戸村登撮影 手作りのギョーザはいかがですか――。中国残留日本人孤児らがつくるＮＰＯ法人「中国帰国者・日中友好の会」（東京都台東区）が１８日、ギョーザを製造・販売する「餃子（ぎょうざ）工房」を台東４丁目に開店させた。午後６時からのオープニングパーティーには、雨にもかかわらず約７０人が駆けつけ、販売を始めたばかりのゆでたてのギョーザが振る舞われた。 日中友好の会（会員約３００人）は、昨年７月に台東区の貸しビルの一角を改装して「中国残留孤児の家」をつくった。関東に暮らす孤児たちの活動拠点になっているが、家賃など運営資金を少しでも自分たちで賄えないかと考え、「工房」を始めた。 ＮＰＯ法人理事長の池田澄江さん（６５）は「人に頼ってばかりで心が苦しかった。私たちに何かできないかと考え、ギョーザを売ることにした