asahi.com（朝日新聞社）：裁判員が初めて発言 初の裁判員裁判、審理２日目 - 社会

東京都足立区の隣人殺害事件を対象に、東京地裁で開かれている全国初の裁判員裁判。２日目の審理となる４日午後、被害者の女性の長男（３７）に対する証人尋問の途中で、裁判員が初めて法廷で発言した。 「それでは裁判員４番さん、どうぞ」。秋葉康弘裁判長に促された女性裁判員は「えーと、あの、（被害女性の）人物像の説明で、調書の違いに引っかかるので、確認の仕方をどのように……」と発言した。 長男は、母親が殺害された後の事情聴取で、母親の性格について「きつい性格」「近所ともけんかしていた」などと話し、警察官がそれを調書に残していた。 長男は「母の死を目の当たりにして、夢みたいな感じで覚えていない。まるっきり信じられない」と否定。証言と調書の内容が食い違っていることから、裁判員の女性は、調書が作られたときに内容を確認したかどうか、「書いたのを自分で読んでサインしたのですか」などと尋ねた。ほかには裁判員か