朝日新聞デジタル：原発燃料プールに鉄骨落下 福島第一、がれき撤去作業中 - 社会

関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力は２２日、福島第一原発３号機の原子炉建屋のがれき撤去作業中に、鉄骨（長さ約７メートル、約４７０キロ）を使用済み燃料プールに落としたと発表した。プール内には燃料集合体が５６６体あったが、大きな損傷を示す兆候は確認されていないという。原子力規制庁は東電に原因究明と再発防止を指示した。 東電によると、撤去作業は午前８時半ごろからクレーンを使って実施。同１１時５分ごろ、鉄骨をつかもうとした際に、過ってプールの中に滑り落ちたという。プールの水や周囲の大気中で放射性物質の濃度に目立った変化はないという。けが人はなかった。 規制庁は東電に落下の影響評価を報告するよう口頭で指示した。東電への指示は１９日の発足後初めて。東電は２３日以降、プールにカメラを入れるなどして燃料の状態を確認する。 がれきの撤去はプールから燃料を回収する準備の一環で、この日は１７人