asahi.com（朝日新聞社）：オグリキャップの岐阜・笠松競馬、和解成立し存続 - 社会

笠松競馬（岐阜県笠松町）の一部地主が、競馬を運営する岐阜県地方競馬組合を相手に、土地の明け渡しや損害金の支払いを求めた訴訟は１日、名古屋高裁（西島幸夫裁判長）で和解が成立した。同競馬場は当面、存続する。 和解条項は、土地１坪（３．３平方メートル）当たり１２００円の賃貸料を来年度まで支払い、次年度以降は競馬場の売り上げに連動して決める▽賃貸料が減額された場合も１坪あたり約７２０円を下限とする▽賃貸借契約終了から３年間を明け渡しの猶予期間とし、更地にする、などの内容。 組合管理者の広江正明・笠松町長は「ようやく終わった。今後は、訴訟をした地主、しなかった地主、みんなで力を合わせて競馬経営をやっていきたい」と話した。一方、地主の一人は「和解できてよかった。結果には満足している」と話した。 この裁判は、笠松競馬の経営悪化で０５年度、１坪当たり平均で土地の固定資産税に相当する５１８円しか支払わ