asahi.com（朝日新聞社）：農家戸別補償、申請は１３２万件 加入率８割超す見通し - 政治

山田正彦農林水産相は１６日、コメ農家を対象にした戸別所得補償制度の加入申請件数は約１３２万件と発表した。複数の農家が集まる「集落営農」を１件として集計しているため、参加農家戸数は１５０万戸ぐらいになる見通しという。 農水省によると、対象農家は１７５万戸。加入率は８割を超える可能性が高い。 戸別所得補償は、生産調整（減反）に参加するコメ農家に対し、１０アールあたり１万５千円を一律に支払うもの。２０１０年産のコメ価格が農水省の設定価格を下回れば、赤字分が追加支給される。昨年より減反参加農家が多いことから、山田農水相は「作柄にもよるが、需給も引き締まって、価格も何とか維持されるのではないか」と述べた。 ４月に受け付けを始め、６月末に締め切ったが、家畜伝染病、口蹄疫（こうていえき）の被害を受けている宮崎や周辺の大分、熊本、鹿児島では期限を延長しており、４県の件数は上積みされる見通し。