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asahi.com(朝日新聞社):巖本真理の未発表録音、CDに - 音楽 - 映画・音楽・芸能
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巖本真理の未発表録音、CDに2009年8月13日 「巖本真理の真実」 日本の弦楽器界の草分け、バイオリニス... 巖本真理の未発表録音、CDに2009年8月13日 「巖本真理の真実」 日本の弦楽器界の草分け、バイオリニストの巖本真理(1926〜79)による未発表録音を集めたCD「巖本真理の芸術」が、没後30年を機に発表された。 巖本は12歳で日本音楽コンクールに優勝。米ジュリアード音楽院で研鑽(けんさん)を積み、帰国後は小津映画にも登場するなど、クラシック音楽界を象徴する存在となってゆく。 収録されているのは、キングレコードで教材として録音されたチャイコフスキー「アンダンテ・カンタービレ」やヘンデル「ラルゴ」など。巖本が率いた弦楽四重奏団によるドボルザーク「アメリカ」も。耳になじんだ曲も、落ち着いた品格あるテンポで奏でられ、新鮮に響く。 あらゆる曲に最大の敬意をもって臨む気迫は、今や「癒やし系」とされる小品の数々にすら、新たな命を吹きこむかのようだ。(吉田純子) アサヒ・コムトップへニューストップへ