伊東の海中カメラマン・伊藤さんが図鑑出版 | 静岡新聞

伊東市八幡野の海中カメラマン伊藤勝敏さん（７４）がこのほど、保育社から「海中探魚図鑑」（１８９０円）を出版した。 伊豆や沖縄、紀伊半島などの海でたくましく生きる６０種類以上の海の生物を克明な写真で紹介している。岩礁にそっくりな色や形に変身して自分の身を守っているオニダルマオコゼやコブシメなどは、写真の中から姿を見つけ出す面白さもある。伊藤さんと「いおワールドかごしま水族館」の荻野洸太郎館長の対談も収録し、生物の神秘を解説している。 伊藤さんは「周囲の環境に手を加えられない海の生物は生き延びるための知恵を絞っている。彼らの真摯（しんし）な生き方から何か学ぶことがある」と話している。 伊藤さんは２２日から宮城県気仙沼市を訪れ、東日本大震災後の海中の様子を撮影する。「少しでも海がよみがえっていないか見てきたい。写真を通して東北の人を元気づけられれば」と意気込みを語った。

[izuIto]

【ニュース】伊東市の海中カメラマン伊藤勝敏さんが「海中探魚図鑑」を出版した。伊豆などの海でたくましく生きる６０種類以上の海の生物を紹介している。伊藤さんは「海の生物らの真摯な生き方から学ぶことがある」