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稲むらの火 現地調査写真レポート 山村武彦 津波の教訓 いなむらの火 浜口儀兵衛 小学読本
一人の老人が地震後、津波が襲ってくると予感し、収穫した大切な稲むらに火を放ち、多くの村人を救った... 一人の老人が地震後、津波が襲ってくると予感し、収穫した大切な稲むらに火を放ち、多くの村人を救った感動の物語。(下段に全文) 「稲むらの火」の物語は、昭和12年から昭和22年までの国定教科書・尋常小学校5年生用「小学国語読本巻十」と「初等科国語六」に掲載されたもので、当時の小学生たちの胸を打ち、深い感動と鮮やかな印象を心に残した。 1854年(安政元年)12月23日、安政の東海地震(M8.4)が発生し、その32時間後に襲った安政の南海地震(M8.4)のときの物語である。左の写真は和歌山県広川町役場前にある「稲むらの火広場」にある銅像。モデルとなった儀兵衛が松明を掲げて走る姿を現している。 舞台は紀州有田郡湯浅廣村(現在の和歌山県有田郡広川町)で、主人公の五兵衛は実在の人物。モデルは紀州、総州(千葉銚子)、江戸で代々手広く醤油製造業を営む濱口家(ヤマサ醤油)七代目当主の濱口儀兵衛(のちの梧陵翁
2011/05/23 リンク