韓国の「バイオ主権」が危ない（上） | Chosun Online | 朝鮮日報

英国政府は7月21日、新型インフルエンザの感染者が続出すると、備蓄していた抗ウイルス治療剤「タミフル」と「リレンザ」を大量に使用することを決めた。発熱症状のある人は電話一本で処方せんをもらうことができる。その後三日間で15万人分が使用され、拡大しつつあった新型インフルエンザの感染は沈静化した。 韓国政府は8月20日、抗ウイルス薬物処方を、肺炎患者、高齢者、妊婦、幼児などに制限する措置を発表した。一人当たり1回だけ処方が受けられるよう制限する措置も打ち出した。備蓄量が不足する可能性が大きくなり、供給を制限したのだ。こうなると健康な人は、新型インフルエンザにかかっても抗ウイルス剤の処方をもらうのが難しくなる。また、ただの風邪をインフルエンザと思い、処方を受けると、その後本当のインフルエンザに感染しても処方が受けづらくなる。両国の対策にこれだけの差が出るのは、英国政府は抗ウイルス剤を人口の50

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『「タミフル備蓄論」は米国の保守系政治家のふところを肥やすための「陰謀」』韓国の衛生担当者の苦労がしのばれる