＜岡崎ノーベル酔談 大隅研のこころ＞（５） 科学のあり方:愛知:中日新聞(CHUNICHI Web)

ノーベル医学生理学賞に決まり、学生らの拍手に送られて記者会見場に向かう大隅良典・東京工業大栄誉教授＝２０１６年１０月３日、横浜市緑区の東京工業大で ノーベル医学生理学賞受賞者の大隅良典・東京工業大栄誉教授（７２）は研究者は「はぐれものであれ」と訴える。その理由として、出席者が口をそろえたのは、役に立つことばかりを科学に求める日本社会への疑念だった。

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「マスコミの人たちにも努力をしてほしい。『科学は役に立つんだ』っていうコンセプトだけで発信されると、ますます科学は萎縮してしまう」（大隅先生）。