最後のＳＦ作家クラブ批判

ＳＦ作家クラブはあこがれだった。キラ星のごとくＳＦ作家たちが並び、まるで天上界のように感じられた。自分もあんな場所に近づけたらと、ＳＦ神【そんなモノはいない！：と思う】に祈ったものだったが、自分がモノ書きになり、デビュー以前からの友人たちも入会するようになって、ぼくはＳＦ作家クラブ批判を開始せざるをえなかった。 実を言うとなかなか複雑な心境なのである。 まずは他人事からはいるが、梅原氏もＳＦ作家クラブをお気に召さないらしい。 もっとも、昔からこうだったわけではない。 梅原さんも入会するかどうか、迷っていた時期もあったようである。ある集まりで「やはり、入らないことにしました」と明言するのを耳にした。そのような判断を明らかにするにはやはり入会を検討していたからであるのだろう。 だが、現在では明白に対立する立場をとっている。 推測でしかないが「ソリトンの悪魔」がＳＦ大賞を取り損ねたところに一つの

[y-mat2006]

エゾコンⅡでお世話になった青山さんの日本SF作家クラブへの決別の辞。1999年！/ちなみにここで出てくるA氏とは大森望氏だったりする。全然変わってねえ。

[maturiya_itto]

日本SF作家クラブと入会拒否騒動と言えば、１５年前を思い出す。「（Ａ氏は）学生時代からＳＦファンダムの目立ちたがりの人物であり（中略）文芸活動を職としても、多かれ少なかれＳＦを活動の中心に置いて来た」

[youkiti]

↓「1999/03/25 Thu記入」

[todesking]

なんというか…… 日本SFって、とても衰退しているのですね。

[rajendra]

論点と離れるが、『言壺』は受賞に値する作品だと思う。

[humid]

ここで散々触れられている実態のない噂や悪評はこういった文章が徐々に形成していくものなのかもね。

[DocSeri]

言壺の受賞は適正な判断だと思うが。文学賞に商業成功を加味する理由はないし。