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多元的世界における寛容性についての研究:第9回研究会レジュメ2
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多元的世界における寛容性についての研究:第9回研究会レジュメ2
1.はじめに-問題意識と拙論の前提- 本報告では発表を行うにあたり、今年度における研究会の論点のひ... 1.はじめに-問題意識と拙論の前提- 本報告では発表を行うにあたり、今年度における研究会の論点のひとつである公共性概念について、これまでの研究報告も踏まえて次のように理解していると述べた。すなわち価値の同質性を前提とする共同性とは異なり、その複数性を条件とする点で異質なものを排除しない開放性を有し、ある共通の言説の対象にそれぞれの仕方で自由に関心を抱く人々の間に生成する時空間である、と(斎藤純一『公共性』岩波書店、2000年参照)。また公共性をめぐる問題関心として、自由と平等な開放性が共に充足される場所で、普遍的な事柄に関わるべく集う人々の、その参加後の関心の抱き方の変化、すなわち言説対象との関係性の変容から価値の複数性を含み込む“新たな価値”が創発されるプロセスについて究明したいと述べた。 ところで以上のような場所の公共化作用に基づく創発性が生ずるには、それを担う個の条件、すなわち価値の