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「復水器の再稼働遅れ」に注目集まる メルトダウン防げた可能性あるのか
福島第1原発事故をめぐる政府の事故調査・検証委員会の中間報告が近く公表されることもあり、事故原因に... 福島第1原発事故をめぐる政府の事故調査・検証委員会の中間報告が近く公表されることもあり、事故原因に改めて関心が高まっている。最近の報道をみると、1号機の冷却装置「非常用復水器」(IC)に関する話が目に付く。 各種報道の論点を簡単に整理すると、電源喪失により弁が閉じて機能しなくなった1号機のICを早めに復旧させていれば、メルトダウン(炉心が溶け落ちる)を避けられた、もしくは遅らせることができたのでは、という指摘だ。 「電源喪失で弁閉じる」構造知らなかった? それだけICの機能は重要なのに、東京電力の原発幹部らは「電源喪失で弁が閉じる」構造を知らなかった、と批判するメディアもある。東京電力は、現場の放射線量が高かったことなどから「すぐに復旧させるのは無理だった」と反論している。 「非常冷却 作動と誤解 原発幹部、構造知らず」。朝日新聞の2011年12月18日付朝刊1面の見だし(東京最終版)だ。
2011/12/21 リンク