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「皇太子さまのご意向もお酌みして...」 こう言ってお妃候補の中に入れる 元「お妃選び班記者」が推理する「テニスコートの恋」の「真相」(4)
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「皇太子さまのご意向もお酌みして...」 こう言ってお妃候補の中に入れる 元「お妃選び班記者」が推理する「テニスコートの恋」の「真相」(4)
「皇太子さまのご意向もお酌みして...」――。お妃選考首脳らは、こう言って巧みに「民間」の美智子さまを... 「皇太子さまのご意向もお酌みして...」――。お妃選考首脳らは、こう言って巧みに「民間」の美智子さまをお妃候補の中に入れることに成功した。 「お妃選び取材班」担当だった元朝日新聞記者の佐伯晋さん(81)に皇太子さまがたの「『テニスコートの恋』をめぐる虚実」に関する推理を聞くインタビュー第2部の4回目は、「皇太子さまに恋をして頂く」必要性をめぐる選考首脳らの思いについて語ってもらう。 候補に加えることをさりげなく提案した 前回、ご婚約が11月に決まる年の1958年の2、3月あたりに、皇太子さまと美智子さんとをめぐり、同じテニスクラブ入会などの動きが出始めたものの、お妃選考として、まだ形式的には美智子さんが本命になっていたわけではない、というところまで話しました。 1958年1月に旧華族のK嬢がほぼダメとなった後、今度は松平信子・常磐会会長が、やはり旧華族のH嬢を検討するよう提案します。宮内庁