自殺率19年連続ワースト秋田県を救った男「一筋の希望の光を灯す」命の現場

都道府県ごとの自殺率で秋田県は19年連続で全国ワーストだった。自殺者の多くが地元経済を支えてきた中小企業の経営者だ。そんな秋田県を救ったのは、NPO法人代表の佐藤久男（72）さん、別名「日本の自殺対策のおとっつぁん」だった。 佐藤さんは15年間で1200人の経営者と面談し、自殺を踏みとどまらせた。大切にしているのは「暗闇の奥底で苦しむ人々に一筋でも希望の光を灯す」こと。倒産目前の経営者はどうすればいいか分からず暗闇に迷っている。まずはアドバイスせず、徹底して話を聞く。心の底の苦しみを吐き出すまで、何時間でも何日でも付き合うという。 弁護士、司法書士、臨床心理士、就労支援員など、あらゆる分野の民間相談員の窓口も設立した。秋田大学と連携して自殺予防の専門家を育成したり、行政や地元紙を巻き込み自殺予防の相談機関の情報を発信したりした。 現在は、秋田に代わり自殺率ワーストになった岩手県に力を入れて

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【今週のフクシ・エントリ！】“(法律家、臨床心理士、就労支援員等の民間相談員の窓口を設立したほか)秋田大と連携して自殺予防の専門家を育成したり、行政や地元紙を巻込み自殺予防の相談機関の情報発信”