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河北新報ニュース 「自民王国」が弱体化 東北大・河村和徳准教授
山形県知事選(25日投票)の結果が次期衆院選に及ぼす影響について、東北大大学院情報科学研究科の河... 山形県知事選(25日投票)の結果が次期衆院選に及ぼす影響について、東北大大学院情報科学研究科の河村和徳准教授(政治学)に分析してもらった。 東北6県で最も盤石とされた「自民党王国」山形が崩れた。自民党系の現職斎藤弘氏(51)を、野党が支持する新人の吉村美栄子氏(57)が破り初当選した過程からは、次期衆院選の行方を示唆する現象が大きく2つ見て取れる。 一つは、導入から12年目が経過した小選挙区制の影響だ。中選挙区時代には地域の利益代表に撤して「地元のセンセイ」であり続けた自民党議員が小選挙区制導入以降、徐々に「党の代理人」となり、支持者から離反されやすくなった。自民党系候補の敗北は、自民党議員と地元との結びつきの弱体化が、ここまできたことを象徴している。東北全体に通じる現象といえるだろう。 二つ目は、候補者を擁立せず、吉村氏を支援した共産党の投票行動だ。開票結果を見ると、吉村氏と斎藤氏
2009/01/27 リンク