河北新報ニュース レジ袋６月有料化 福島県全域で取り組み

福島県は５日、小売業者や消費者団体などに呼び掛けて設置した「レジ袋削減に向けた検討会議」の会合を開き、６月からレジ袋の無料配布を中止し、有料化することで会議の構成企業・団体と合意した。近く各業者などと協定を結び、マイバッグの持参を呼び掛けるなど準備を本格化させる。県内で食品スーパーなどを展開する主要１０社程度、１００店舗以上の参加を想定しており、全県的な取り組みとなる。 検討会議のこれまでの議論で、温室効果ガスの削減や廃棄物の減量化につながるレジ袋削減の手法として、早期の有料化で意見が一致していた。５日は消費者団体や県市長会、県町村会も交えて締結する協定書の統一的な文案を了承。開始日を６月１日とすることを確認した。 参加店はレジ袋の無料配布を取りやめ、消費者団体は買い物客への啓発活動に協力する。県や市町村は広報活動などを通じて支援に当たる。 検討会議には、ヨークベニマルやイオングルー