河北新報 東北のニュース／ＪＴＢ東北１０支店廃止 ネット販売普及 店舗再編

ＪＴＢ東北（仙台市）は２月２６日、東北６県にある３２支店のうち１０支店を廃止し、２２支店に再編する。旅行商品のインターネット販売の普及に伴う来店者数減や不況による需要減など、市場環境の変化を受けて、従来の多店舗戦略を大胆に見直した。 廃止される１０支店は２月２７日付で他支店に業務を移管する。廃止支店は岩手県が最も多く、盛岡上田、花巻、一関、ジェイネット盛岡の４支店を廃止し、盛岡、奥州の２支店に統合する。一関以外の３支店の顧客情報などは盛岡支店に移管。一関と花巻の一部は奥州支店で対応する。 ほかは宮城県が仙台長町、秋田県が大館、山形県が米沢、酒田、福島県が会津若松、白河の各支店を廃止。それぞれ近くの基幹支店が業務や顧客を引き継ぐ。 廃止される１０支店の社員計８０人は、退職者を除き、原則的に社内異動で配置転換される。廃止対象支店の利用客には、統合計画を既に連絡している。 ＪＴＢ東北は「