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河北新報 東北のニュース/家族の行方伝えた「忠犬」 被災現場で一晩ほえ続ける
家族の行方伝えた「忠犬」 被災現場で一晩ほえ続ける 飼い主ら家族の行方をほえて知らせたラブラドルレ... 家族の行方伝えた「忠犬」 被災現場で一晩ほえ続ける 飼い主ら家族の行方をほえて知らせたラブラドルレトリバーのシャネル=22日、気仙沼市唐桑町大沢地区 宮城県気仙沼市唐桑町の大沢地区で、津波に流された飼い主ら家族3人の行方を、一晩中ほえ続けて知らせようとした犬がいる。離れようとしなかった被災現場からは後日、3人の遺体が見つかった。親族は「最後まで家族を守ろうとしてくれた」と感謝する。 ラブラドルレトリバーの雌「シャネル」は、船乗りだった中村康一さん(67)一家に飼われて8年ほどになる。 3月11日の津波で、大沢地区は約180世帯のうち約140世帯がほぼ全壊。自宅にいたとみられる中村さんと母めくみさん(90)、妻洋子さん(60)が流された。 翌12日午後、地元の消防団から「黒い犬がほえて作業できない」との知らせを受けた親戚が向かうと、家から300メートルほど内陸部にある杉山の下にシャネル
2011/04/25 リンク