河北新報 東北のニュース／「海との共生」柱に 名取市、住民へ復興計画骨子提示

「海との共生」柱に 名取市、住民へ復興計画骨子提示 宮城県名取市は１７、１８の両日、市内の仮設住宅集会所４カ所で、東日本大震災の復興計画について住民と意見交換会を開いた。市は「海との共生」を柱とした復興まちづくりの基本方針案の骨子を初めて提示した。 市愛島東部仮設住宅集会所で１７日夜にあった会合には、閖上地区住民ら約５０人が出席。 市は、復興計画を策定する「新たな未来会議」の方針案として（１）災害に対する安心感があるまち（２）閖上の魅力を生かすまち―を掲げた。魅力を生かす方策としては「海との共生」「歴史の継承」「歩いて暮らせるまち」の３点を挙げた。 土地利用方針案では現地再建型の３案に加え、仙台東部道路西側への集団移転型のイメージ案も初めて示した。 市側は「現行制度による集団移転だと持ち家の土地が危険区域に指定されて住めなくなるほか、移転先では借地料を払うことになる」として、現地再

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「「自分の土地の価値がなくなり、その上で借地料を払うなんて無理だ」と集団移転に難色「かさ上げで現地再建するのは非常に危険。安全・安心という大前提を崩さないでほしい」と集団移転を求める要望も」