河北新報 東北のニュース／須賀川の「松明あかし」ピンチ 地元産カヤ、確保できず

須賀川の「松明あかし」ピンチ 地元産カヤ、確保できず 須賀川市の伝統行事「松明あかし」。福島第１原発事故の影響で、市内のカヤでたいまつを作れなくなっている＝昨年１１月１３日 日本三大火祭りの一つにも数えられる福島県須賀川市の伝統行事「松明（たいまつ）あかし」（１１月１２日）の開催が危ぶまれている。福島第１原発事故の影響で、たいまつに使う市内のカヤから放射性物質が検出され、実行委員会がカヤの使用を断念。代わりのカヤの確保にめどが付かず、実行委は全国に緊急支援を求めている。 松明あかしは１５８９（天正１７）年、伊達政宗に滅ぼされた須賀川城主の二階堂氏や家臣の霊を慰めるため、領民らが始めたと伝えられ、約４２０年の歴史がある。 祭りは市内の学校や企業、町内会など約３０団体が参加し、それぞれ長さ１０メートル、重さ３トンほどのたいまつを作り、一斉に点火する。 使用するカヤは３０～９０トンほどで、

[Yauchi]

09/03「日本三大火祭りの一つにも数えられる須賀川市の「松明あかし」の開催が危ぶまれている。松明に使う市内のカヤから放射性物質が検出され、使用を断念。代わりの確保にめどが付かず全国に緊急支援を求めている」