河北新報 東北のニュース／宮古市議会が水門計画案容認 津波対策でかさ上げ

宮古市議会が水門計画案容認 津波対策でかさ上げ 岩手県宮古市議会の臨時会が２５日開かれ、市議会復興対策特別委は、津波対策として県が示した閉伊川河口部への水門設置計画案に対し、堤防のかさ上げ整備を求める意見書を反対多数で否決したことを報告した。 各地区のまちづくり検討会が堤防かさ上げを軸に津波対策を検討してきた経緯があり、水門計画案には反発もあったが、事実上容認することになった。 特別委は水門計画案への対応を２０日に協議。意見書は反対６、賛成４（欠席１）で否決された。 臨時会では、県の水門計画提案や受け入れた市に対し「唐突だ」との不満の声があることに配慮し、県と市に「事業着手の際は議会、市民に説明を行うこと」「手続き、説明が遅れたことを反省すること」などを求めた。 山本正徳市長は「市民の安全確保を最優先に水門計画案を決定した。説明会を通し、理解してもらえたと考えている」と話した。近

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＞県の水門計画提案や受け入れた市に対し「唐突だ」との不満の声があることに配慮し、県と市に「事業着手の際は議会、市民に説明を行うこと」「手続き、説明が遅れたことを反省すること」などを求めた