河北新報 東北のニュース／山形知事、駅西口を否定 サッカースタジアム構想建設地

山形知事、駅西口を否定 サッカースタジアム構想建設地 本拠地存続などを求める要望書を吉村知事に手渡す山本天童市長（左から２人目） サッカーＪ２山形の本拠地誘致を視野に入れた山形市の新スタジアム建設構想で、市から共同建設を提案された山形県の吉村美栄子知事は２５日、市内の商業界から要望が出ているＪＲ山形駅西口へのスタジアム建設について「恐らくない」と否定した。 本拠地存続を求める山本信治天童市長らと面会した際に語った。知事は駅西口を否定する理由には言及しなかったが、広瀬渉県企画振興部長は５日の県議会予算委員会で「駅西口への建設は難しい」と答弁し、理由を「収容人数をＪ１の最低基準の１万５０００人にしても、周辺施設との関係から客席がいびつな形になる」と説明していた。 駅西口への建設は、市内９商店街で構成する「市中心商店街街づくり協議会」が２１日、山形市に要望。２６日には吉村知事に直接、要望書を