先輩からのメッセージ「主査の1年」 : 財務省

私が属する厚生労働係は、社会保障制度や労働関係の予算を担当しています。厚生労働担当主計官の下に、私を含む５人の主査がおり、医療制度や年金制度といった社会保障関係費（総額約２１．８兆円）に関する一般会計予算や、５つの特別会計予算を分担して担当しています。係全体としては、医療・年金・介護といった社会保障制度のほか、肝炎対策や医師の確保対策、少子化対策等々、皆さんが報道などでも頻繁に目にされるであろう多くの課題・懸案を抱えています。 その中で、私は、厚生労働第６・７係の担当主査として、主に雇用対策や少子化対策の予算を受け持っています。担当する予算の規模は１兆円超の一般会計予算のほか、労働保険（雇用保険料などが財源）や児童関係の特別会計が約５兆円です。 夏は、財務省の人事異動の時期。主計局の主査として新たに着任すると、早速、担当する省庁から所管の行政の内容や予算の説明を受けることになります。官民

[Nishinomiya-Radio]

「主査の立場にどのようなイメージをお持ちですか？標準的なイメージは、要求される予算に対して色々とイチャモンをつけ、何とかして予算を削ってやろうという感じでしょうか」「しかし、実態は違います」