本と活字をめぐる読み物 クラムボンの正体：「やまなし」読解

クラムボンとは、何なのでしょう。 と、毎年、全国の小学校の国語の時間で、必ず問われているわけである。（注） そのたびに、 「はーい、仲間の蟹だと思います」 「はーい、タケダさんの意見は、違うと思います、泡だと思います」 「はーい、ナカノさんの意見も、違うと思います、光だと思います」 などと、十年一日のごときワンパターンな討論が繰り返されることになるのだが、いやはや、だから国語の教育はダメだというのだ。 泡とか光とか、エッ、そりゃ、何だよ。文中のどこにも書いてないことを想像たくましくでっち上げることばかりが、国語ではないのだ。妄想力を強化するのもいいが、もっと本文に即して、客観的に事実を検証する、そんな力を身に付けるのも、子供にとって大切なことなのではないのか。 たしかに、本文中には、 「そのなめらかな天井を、つぶつぶ暗い泡が流れて行きます。」 「つぶつぶ泡が流れて行きます。蟹の子供らもぽつ

[lotus3000]

惜しいところを付いているよなあ。

[yaoki_dokidoki]

クラムボンは2人の人間で、作中で殺人が行われたと結論している。ネタだろうけど。

[tostas]

"メルヘンな口調でありながら…そんな人間世界の隠微なドラマが見え隠れしているのだ"　　"それを隠蔽して、クラムボンは泡だ光だなどという虚言を平気で垂れ流す国語の授業とは、いったい何なのだろう"

[Johnnywalker]

私はクラムボンの正体についてこの説を支持したい。

[yshl]

泡説、光説の却下っぷりが素敵

[keiseiryoku]

エッ、どうなんだい。

[sciart]

まあ面白いが賢治の世界観が解ってないね。取り敢えず口語詩、文語詩、戯曲、童話を初期型や未発表作も含め読んでみては。そうすりゃ「殺人」が賢治作品の共通性から大きく外れた解釈と気付くはずだよ。

[mobanama]

"メルヘンな口調でありながら…そんな人間世界の隠微なドラマが見え隠れしているのだ""それを隠蔽して、クラムボンは泡だ光だなどという虚言を平気で垂れ流す国語の授業とは、いったい何なのだろう"面白い。

[amerio]

本当は怖いクラムボン。

[CavalleriaRusticana]

　　かっぱの伝説は、ある理由から子どもを川に寄せ付けないことを意図したものだと聞いたことがある。　／　赤ん坊　／　そういや、座敷童子を 《 くらぼっこ 》 とも言うぞな。

[masapguin]

文学探偵

[nyomonyomo]

こういうおもしろい話の出来る人がうらやましい

[kominaa]

半分くらいまでがんばってよんだ。

[sue]

極論っちゃあ極論だけど面白い。国語については、無難に逃げるのがよくない、というのは分かるが、刺激的なことを言えばいいというわけでもあるまい。大事なのは一冊でも多く読んで感じることだ。

[trouble]

そうきたかっ！

[nanakoso]

宮沢賢治

[shidho]

読書感想文の書き方、を思い出した。

[kanimaster]

すげー。面白い！

[comnnocom]

このサイトのエントリはどれもいいのだけど、これは別格。