オバマだけでなくペイリンも「負けた」中間選挙

前回のエントリの時点では開票途中だった中間選挙ですが、その後の推移を見ますと、予想に反して上院内総務のハリー・リード候補（民主、ネバダ）が議席を守った一方で、下院では６１議席を上乗せした共和党が予想以上の圧勝となるなど、様々なドラマが生まれています。いずれにしても、その共和党を勝利を牽引したのは保守ポピュリズムの「ティーパーティー」だった、表面的にはそう見えます。また解説として間違ってはいないと思います。ですが、その「ティーパーティー」の大姉御であるサラ・ペイリンに関しては、決して「勝利」とは言えない、そんな見方も可能です。それどころか、今回の選挙を契機にして、ペイリン自身が大統領候補に擬せられる動きは、下火になってゆく可能性も出てきたように思うのです。 確かにケンタッキー州の「リバタリアン（政府極小主義者）」ランド・ポール候補や、三つ巴の戦いを制して圧勝したフロリダのマルコ・ルビオ候補な

[umeten]

>あくまで政界の「噛ませ犬」として、オバマ就任直後の２年間にひたすら反ホワイトハウスの絶叫姿勢を続けて、中間選挙での共和党の躍進に貢献した、その先のストーリーが続かない、見えない

[kinghuradance]

「ティーパーティー系」とはいえ、本人の政治家としての資質に疑問符がついた候補者は落選した。そして、サラ・ペイリン女史の大統領候補としての資質にも疑問符がつきつつある。

[suzu_hiro_8823]

米国のある種すごい所は政治的に"とがった"人間でも国政に打って出られる支持を集められることと、それでも民意が選挙に反映するところ。数日前の記憶に基づいて政局運営するどこかの国と違う

[daruism]

茶会系候補は「保守党ウケ」はよくても「一般ウケ」しなかったってことか。／「実現可能性のあるような穏健で現実的な意思決定に収束してゆく」いいなぁ・・・

[kousyou]

ペイリンは要するにパット・ロバートソンみたいなポジションっぽい。

[mahal]

本朝ではティーパーティは半ば宗教保守と混同されがちだが、その成功要因は逆に宗教保守と適度な距離を置いて、センシティブな争点を避けつつオバマを攻撃した点にある、のかな。

[mori99]

選挙が終われば現実路線に。日本の民主党もこれぐらいまともだったら良かったのに。

[mame-tanuki]

賞味期限が切れつつあるペイリン。(1)地元アラスカの苦戦(2)茶会系女性候補2人の落選(3)選挙と違い議会では現実味の無い過激な主張は無意味。

[biconcave]

結局民主党と共和党穏健派がタッグを組めば茶会党に勝ち目なんて全くないということか