お米の国の住人が磨き上げた調理家電ＩＨジャー炊飯器 - 快適生活 - 快適家電のススメ

1988年，初代のIHジャー炊飯器が松下電器から登場したときのことだった。「まだ最終試作なので，味の評価はしないでください」と言われていたのだが，撮影のために炊いたご飯を食べてみて驚いた。ご飯の色，ツヤ，歯ごたえ･･･どれをとってもガス炊飯器で炊いたご飯とみまがうばかり。90％前後という，ガス会社も脅威と感じるIHの熱効率のおかげだろう。一皮も二皮もむけた電気炊飯器の誕生だった。（「こぼれ話1」へ） 以来，人にもすすめ，さまざまなメーカーの製品で炊いたご飯を食べてみた。当初は，ソフト面でのアドバンテージ故か，松下製が頭ひとつ抜けていたが，次第に各社で炊飯プロセスの解析が進み，ソフトが充実。圧力炊飯や，素材や加工方法を工夫した内釜の採用など，ハード面での独自性を打ち出したこともあって，高級炊飯器市場は激烈な競争の場となっている。 そんな中，元祖IHの松下電器が今年５月に発売するIHジャー炊飯

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スチーム炊き