玄海原発など安全対策「適切」 原子力安全・保安院/佐賀のニュース :佐賀新聞の情報コミュニティサイト ひびの

経産省原子力安全・保安院は６日、福島第１原発事故を受け、全国の電力会社に指示した原発の緊急安全対策が、適切に実施されていることを確認したと発表した。佐賀県知事ら原発立地自治体が求めていた政府が責任を持つ形での安全確認については、海江田万里経産相が、福島と同程度の津波でも「炉心損傷などを防止し、冷温停止につなげることができる」との談話を発表した。 中部電力浜岡原発についても、対策は適切と評価したが、想定される東海地震による大規模な津波への対策が完了するまでの間、運転停止を求めたとしている。 九電の玄海原発への対策は、全交流電源が喪失時に対応する電源車４台配置や、原子炉などを冷却するための移動式ポンプ１２台と総延長７５００メートルのホース配備など。原子炉建屋に密封性の高い扉を設置する津波に対する防護措置など、中長期的な対策も施す。同日、東松浦郡玄海町と佐賀県に保安院からの通知を報告。定期点検中