菅首相が苦言 原発への「放水が遅い」 - 社会 - SANSPO.COM

菅直人首相は１８日午後、笹森清内閣特別顧問と東日本大震災の対応をめぐり官邸で会談した。笹森氏によると、首相は福島第１原発で同日午後に行われた自衛隊の放水について「準備ができていたのに、なぜ午後２時前まで待ったのか。だいぶ良くなったが、微妙な点でずれがある」と苦言を呈した。 ただ、１８日午前中に外部からの電力復旧作業を優先し、放水は午後に実施するとの手順は事前に決まっていた。 首相は「自衛隊や消防、警察、東電を含め、意思疎通がもうひとつうまくいっていない部分がある」とも指摘。笹森氏は震災から１週間経過したことを受け「覚悟を新たに陣頭指揮を執ってほしい」と要請した。（共同）