半導体産業新聞2011年5月25日

家庭用蓄電池需要が本格化 背景は震災後の電力不足 ヤマダ電機、ソニーが先行 東日本大震災後の深刻な電力不足の影響により、家庭用蓄電池がにわかに注目を集めている。家電量販店トップのヤマダ電機やソニーが販売を開始したほか、東芝、パナソニックなども近く投入する予定だ。さらに、住宅メーカーも蓄電池を搭載した新エネ対応住宅の拡大を目指している。家庭用蓄電池の本格普及がスタートするのは数年先と見られていたが、今回の大震災で一気に前倒しとなった。 家庭用蓄電池は、夜間の安い電力や太陽光発電などの自然エネルギー由来の電力を蓄電し、計画停電時などに利用するもの。昼間のピーク電力時に使えば、ピークカットにもつながる。事業所などの業務用ではバックアップ電源などですでに実用化されているが、今回の震災の影響で家庭用が一気に現実味を帯びた。種類としては、家電などの電源となるポータブルタイプと、住宅に設置し、太陽

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半導体産業新聞2011年5月25日