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四方田犬彦『先生とわたし』
巽 今回の『先生とわたし』は由良君美という知の巨人の伝記という体裁をとっていますね。由良先生の凄... 巽 今回の『先生とわたし』は由良君美という知の巨人の伝記という体裁をとっていますね。由良先生の凄さはおいおい語るとして、本書の意外に手の込んだ構造から話を始めましょう。まず思い浮かぶのは、夏目漱石の『こころ』とゲーテの『ファウスト』。そして四方田さんの自伝『ハイスクール1968』(新潮社刊)。 四方田 はい。 巽 『ハイスクール1968』で、学園紛争を経て、大学というものに絶望した高校生の四方田少年が、『先生とわたし』では東大に入って、由良先生の授業を受け、意外に大学もやるじゃないかと認識を新たにしていくところに、一種のナラトロジカルなひねりがあるわけですよね。ここには由良君美という人をおいては存在し得なかった四方田犬彦がいるわけで、だから『先生とわたし』は伝記の体裁をとった自伝でもあり、その意味では二部作の後編といえる。 さらに凝っているのは、本書の後半でジョージ・スタイナーと山折
2008/03/07 リンク