特集 村崎太郎さん：人と人とを隔てる深い川に橋をかけたい

1961年、山口県生まれ。17歳でニホンザルの次郎（初代）とコンビを結成し、途絶えた猿まわし芸を復活、次郎の“反省”ポーズで全国的な人気者になる。91年、「文化庁芸術祭賞」受賞。92年にはアメリカ連邦議会から「日本伝統芸」の称号が授与された。2007年7月、テレビ番組プロデューサーの栗原美和子氏と結婚。翌08年、被差別部落出身であることを公表。ここ数年は、日本各地の農家や漁村、限界集落、ハンセン病療養所や原爆の被爆者を訪ね、ともに語り合う「出会いの旅」を続けている。近著に『ボロを着た王子様』、妻・栗原氏との共著に『橋はかかる』（ともにポプラ社刊）。 「わたしは被差別部落出身です」 そのことだけをきれいに覆い隠して、長い間猿まわし芸をやってきました。でも、自分の出自を語らないまま、この芸を続けていくことが、どうしてもできなくなってしまったんです。 わたしが猿まわし師になった理由は「猿と一緒

[mnby]

芸能と差別の関係は、今も続く社会の宿痾。臆病なマスコミが触れなくても、こうやって静かにご夫婦の努力が広がっていくといい。

[bogus-simotukare]

ウィキペディアに寄れば、次郎氏の父は「砂と雷鳴」（現在は絶版）と言う自伝を書いてる部落解放運動の著名人なので次郎氏の出自を知ってる人は知っていたようだ／だからこそ世間の態度に驚いたって面もあると思う

[opemu]

前の増田氏のお母さんの話にも通じるところがあるな。本人は差別するつもりが必ずしもなくても、コミットメントすると大変だと思い、無反応を装って関わらない様にする…。

[daddyscar]

最近テレビで見ないなと思っていたが、そんなことが…

[usataro]

「無反応を装う世間」というのが一番怖いな。

[tmsigmund]

少し前に『太郎が恋をする頃までには…』を読書会でよみました。RT @mujigedari 猿回し師の村崎太郎氏。最近テレビで見ないと思っていたが…。自らの被差別体験を普遍化しようとする努力に頭が下がる。/ 特集人と人とを隔

[quagma]

出自を告白した本をメディアが扱わず、仕事もなくなったという事実に、憤りを覚えずにいられない。この社会は糞である。

[tome_zoh]

"こんなにたくさんの人たちが自分の出自を隠さなければならない"、"あまりにも無反応を装う世間"、"差別問題を他人事のように語る"厳しい問いかけ。

[mujige]

猿回し師の村崎太郎氏。最近テレビで見ないと思っていたが…。自らの被差別体験を普遍化しようとする努力に頭が下がる。