東京新聞:キーンコレクション一堂に 北区の図書館で公開:社会(TOKYO Web)

東京都北区在住で日本文学研究者のドナルド・キーンさん（９０）が区に寄贈した蔵書の一般公開が、二十五日から北区立中央図書館（十条台一）で始まる。二十四日、記念式典があり、キーンさんは「みなさんに見てもらえてうれしい」と話した。 図書館の一角につくられた「ドナルド・キーン コレクションコーナー」。キーンさんの書斎をイメージした二十平方メートルの閲覧室には、キーンさんが研究に使った明治天皇や源氏物語などに関する七百八十八冊の本が並ぶ。 キーンさんが線を引いたり、英語でメモ書きした本もあり、テープカットしたキーンさんは「外国人が日本語を理解するのが難しいということが分かると思う」と笑顔をみせた。貸し出しはせず、閲覧室でのみ読むことができる。閲覧室の脇には作家の川端康成や安部公房から贈られたサイン本が展示されている。

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東京都北区立中央図書館．「キーンさんの書斎をイメージした二十平方メートルの閲覧室には、キーンさんが研究に使った明治天皇や源氏物語などに関する七百八十八冊の本が並ぶ」