東京新聞:岡野真治さん死去 放射線測定 第一人者:おくやみ(TOKYO Web)

日本の放射線測定の第一人者として知られる元理化学研究所研究員の岡野真治（おかのまさはる）さんが一月三日、九十二歳で亡くなっていたことが分かった。葬儀は既に親族で済ませた。 岡野さんは一九二六年、神奈川県鎌倉市生まれ。五四年、太平洋ビキニ環礁で日本のマグロ漁船が米国の水爆実験で被ばくした「第五福竜丸事件」では、政府派遣の調査船に乗り込んだ。八六年のチェルノブイリ原発事故でも現地調査を行った。 二〇一一年の東京電力福島第一原発事故後には、独自に開発した計測装置を持って福島に入り、原発から十キロ圏内でも放射線量を測定。鎌倉市の自宅に測定器を設置し、周囲の線量を測り続けていた。一二年から市の防災・危機管理アドバイザーも務めていた。

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この人震災の時一人だけマスクも防護服も着ないで測定してた。年齢的にジタバタしてもしょうがないという覚悟が見えて、偉い人だと思った。