東京新聞:ミツバチの命資源に ハチの巣ハンター 養蜂家 田迎真人さん:埼玉(TOKYO Web)

ハチの巣を駆除する「ハンター」として知られる田迎真人さん（５７）＝春日部市＝は養蜂家の顔も持つ。「ミツバチの生命を大切な資源として扱い、活用したい」。生け捕りにしたミツバチを宮代町などの養蜂場で飼育し、蜂蜜を作っている。 幼少のころからハチに興味を持ち、「どうすればうまく巣を捕れるか考えていた」。三十二年間の教師時代には週末の休みを利用して里山や森に行き、ハチの生態や習性の研究を続けた。「好きなことをやりたい」と二〇一二年に教師をやめ、ハチの駆除会社で働く一方、宮代町と千葉県野田市で養蜂場を開設した。教師時代に比べて年収は減ったが、「好きなことだから」と笑う。 駆除の仕事は埼玉県東部や千葉県北西部、茨城県南西部を中心に年間約三百件に上り、ミツバチは四～七月、スズメバチは七～十一月にピークを迎える。屋根裏や軒下に巣ができた家庭から依頼されると駆けつける。「他の業者のように殺虫剤を使わない」と

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「ニホンミツバチを保護して自然環境の保全を目指す日本在来種みつばちの会の会員でもある」