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東京新聞:「地震で炉心損傷なら、復旧着手に4年」 英の指摘、触れず導入:社会(TOKYO Web)
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東京新聞:「地震で炉心損傷なら、復旧着手に4年」 英の指摘、触れず導入:社会(TOKYO Web)
日本初の商業用原発を英国から輸入するかどうかを検討する政府の調査団が一九五六年に訪英した際、英側... 日本初の商業用原発を英国から輸入するかどうかを検討する政府の調査団が一九五六年に訪英した際、英側が「地震で炉心が崩れたら復旧作業の開始に四年以上かかる」と指摘していたことが、英国側資料で明らかになった。英国型の原発は地震に弱いと言われてきた。指摘は、加えて地震で崩れたら復旧も難しいことを示唆していたが、調査団は報告書でそれに触れずに「導入するに適する」と結論づけていた。 資料は、愛知県豊田市の科学史研究家奥田謙造さん(55)が英国立公文書館で見つけた。五六年十一月十六日にロンドンで開かれた日本の調査団(団長・石川一郎原子力委員長代理)と英国原子力公社側との会合の様子が記されている。 それによると、日本側調査団は導入を検討する英国コールダーホール原発型の原子炉が、減速材に使う黒鉛を積み重ねただけの構造になっていることに懸念を表明。同年十月末からの視察中、何度も英側と耐震問題の解決を求め議論し