東京新聞:「土」のマヤ文化圏に石造建造物 名古屋大「交流示唆する発見」:話題のニュース(TOKYO Web)

名古屋大は１１日、マヤ文化圏のうち土製の建物が中心だった中米・エルサルバドル西部で、最古の石造建造物を見つけたと発表した。約１４００～１６００年前のもので、同時代に石造建造物を造っていた同国東部の別の文化圏（非マヤ文化圏）の建物と、石材の積み上げ方が類似。遺跡から非マヤ文化圏の土器も見つかり、大学は「二つの文化圏の交流を示唆する発見」と強調している。 名古屋大によると、調査したのは同国西部のサン・アンドレス遺跡。マヤ文化圏の南東端で、非マヤ文化圏との境界に位置している。建物はしっくいなどで造られていたが、土台部分が４種類の石材でできていることを確認した。