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石堂 清倫
東京の池袋から埼玉県に延びる西武池袋線の清瀬で降り、五分も歩くと木々の新緑が萌え、小鳥のさえずり... 東京の池袋から埼玉県に延びる西武池袋線の清瀬で降り、五分も歩くと木々の新緑が萌え、小鳥のさえずりが心地よく耳をくすぐる。 住宅地に入り、目印となる幼稚園を右に曲がる。二階建ての家並みを突き当たったところに小さな平屋建ての家がある。狭い門柱のすぐ向こうには、小さな池を真ん中に、赤いツツジやピンクの花ズオウが咲く庭がある。 いまや皮肉な形で世界中に話題になったマルクスやレーニン。この思想家にして革命家の理論を日本に翻訳、紹介してきた石堂清倫が、一九五四年以来ここに居を構えている。 八八歳(九二年当時、現在は九六歳、以下同じ)になった石堂は、毎朝七時に起き、週三回の腰椎治療のための整形外科通いと毎日の庭掃除以外は、床に就く午後十一時まで、絶えず本を読み、考える生活を規則正しく続けている。 石堂がいま翻訳しているのは、ゾルゲ事件で知られるリヒアルト・ゾルゲの日本問題に関する論文だ。昨年がゾ