『日本全国無銭旅行術』〜キセル(不正乗車)の極意、今昔〜

●そもそものスタート 写真大学の２年の秋に部活の連中と中央線の奥多摩方面に遊びに行った帰りのこと、通学定期を利用してキセルをすることにしました。当然初乗り分をしか買わないのです。そのまま無事に着くかに思えましたが、阿佐ヶ谷を過ぎたところで検札係がやってきたのです。今だったら検札係をかわすぐらいわけはないのですが、なにせまだ20才でしかなく、経験に乏しかったために相手の思う通りに操られてしまったのです。 検札係を相手に初乗り切符を見せれば、当然キセルと思われるのに、正直にそれを提示しました。そこで精算をしたのでは検札係としても面白くないと思ったのでしょう。そこで罠をはられてしまったのです。 検札係に「どこまで？」と問われた私はその期に及んでもなんとか逃げたいと思い、次の駅名『高円寺』と告げました。すると「それなら降りて駅で精算してください」と言うのです。 しめた！ と思った私は高円寺

[sitsucho777]

紙の臭いさえ感じられる昭和の文体についつい読みふけってしまった。別の話、達人を称するのであればこの時代にもセンサーは感知しないが人の目に怪しまれない距離の妙を極めて頂きたい。わかる人だけにわかればよし

[sano38j]

同じ経験でも正反対に感じる人がいるんだ！私は初めてのキセルがバレて、嘘、誤魔化しが苦手だと悟った。一方それを乗り越えようとした筆者は問題あるが大成しそうな気がする

[htnmiki]

これは面白い　／　自動改札でピンポン鳴って閉まってるのに突っ切って行く人けっこういるよね

[Tomosugi]

昭和のハッカーか

[raraya]

なかなか面白かった

[delimiter]

自動改札は顔を覚えられないかもしれないけどIPなら簡単だね。

[klaps]

アートオブクライム

[umiusi45]

なんだこれは？？？

[st43]

興味深い

[narita_seiki]

自慢することか…

[Sonnier_tan]

まあ、読み物として読んでおきましたが。