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世論調査に見る統計処理
医学における統計処理の問題点を考える前に,ちょっと別の各度から統計処理について述べてみたい。 ご存... 医学における統計処理の問題点を考える前に,ちょっと別の各度から統計処理について述べてみたい。 ご存知の方はご存知と思うが,各種の世論調査はどれも1500~2000人を対象に行っている。そしてなぜか,5000人を対象とした世論調査も,8000人で調べた世論調査も存在しない(はずである)。1億人の意見を調べようとすれば2000人の意見を調べたらもうそれで十分だかららしい。さらに言うと,10万人の意見を調べるのも2000人で十分なのである。 なぜ2000人でいいかと言うと,そういう計算式と言うか統計処理方法があるからである。これに基づくと,1万人の世論調査に必要なサンプリング数は1300人ほど,10万人で1500人ほどであり,それ以上はいくら母集団が増えてもサンプリング数は1500でよいと言う結果になる。 必要なサンプル数を算出する根拠となっている数式は次の通りである(出典は2004年に出版され
2011/08/18 リンク