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村上ファンドの「本当の野望」 : 読売ウイークリー : 特集 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
村上ファンドの動きが一段と激しくなってきた。阪神電鉄に株主提案を突きつける一方で、いったんは手放... 村上ファンドの動きが一段と激しくなってきた。阪神電鉄に株主提案を突きつける一方で、いったんは手放したTBS株にも手を伸ばし、さらには活動の本拠地をシンガポールに移す方針を突然、表明した。ファンドを率いる村上世彰氏は今、何を狙っているのか。 「阪神に対する村上ファンドの姿勢は、これまでのケースとは違う。村上氏はファンドの浮沈をかけている」 と指摘するのは、「村上ファンドの研究」(イースト・プレス)の著者で経済ジャーナリストの水島愛一朗さんだ。 水島さんは、その理由として2点を挙げる。 第一には、阪神電鉄株取得の費用がかさんでいることだ。村上ファンドは、阪神株の発行済み株式を46・65%(4月29日時点)まで買い進めた。5月11日の終値の1025円で計算すると、村上氏側が抱え込んだ阪神電鉄株の総額は2000億円を超える。ファンドの運用総額は4500億円余と見られており、運用額の半分近くを阪神株
2006/07/29 リンク