『評伝 ナンシー関』 横田増生著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

「消しゴム版画家」の肩書きに終生こだわり、鋭いテレビ時評などで活躍しながら３９歳で急死したナンシー関。彼女が亡くなってはや１０年がたつ。 青森県のサブカルチャー大好き少女、関直美はどのような道をたどって名コラムニスト、ナンシー関に化けたのか。著者はその核心に迫るため、ゆかりの人々を訪ねた。 彼女は「ビートたけしのオールナイトニッポン」の熱烈なファンだった、林真理子に憧れていた、棟方志功の出身地だけに版画の盛んな小学校だった等々、意外なエピソードが満載だ。しかし私が最も興味を惹(ひ)かれたのは彼女の誕生秘話ではなく、死に至るまでの道のりだった。 メジャーなものを疑い、批判し、茶化(ちゃか)すことに喜びを感じるサブカルチャーという土壌で、彼女は他の追随を許さない独自の視点と角度を培った。そして空前の出版好況下で頭角を現し、羨望と嫌悪が混じった視線で自身が見つめていたメジャーの土俵に躍り出てしま

[contractio]

棟方志功への連想は働かなかったなー

[maicou]

誰が言ってるの？と思ったら、著者がかよ！！>体重や容姿に求めようとする著者の無意識な男目線には落胆

[Imamu]

「ナンシー関ほど非凡な女性が命を削って仕事に没頭したことや結婚しなかった理由を、体重や容姿に求めようとする著者の無意識な男目線には落胆した」

[masm]

"最後に一言。ナンシー関ほど非凡な女性が命を削って仕事に没頭したことや結婚しなかった理由を、体重や容姿に求めようとする著者の無意識な男目線には落胆した。" ⇒　『評伝　ナンシー関』　横田増生著 : 書評 : 本よ