没後２００年 蒲生君平に光…前方後円墳命名 : 栃木 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

宇都宮出身で江戸時代の儒学者・蒲生君平(がもうくんぺい)（１７６８～１８１３年）が、今年で没後２００年となるのに合わせ、県内の有志が顕彰事業を進めている。３月には約８００ページにのぼる研究書を刊行し、１１月には講演会などを企画している。「寛政の３奇人」と呼ばれ、「前方後円」墳を命名するなど考古学の先駆者としても知られる郷土の偉人を広く伝えようと意気軒高だ。（草竹敦紀） 君平は、鎖国期の江戸幕府に海防の必要性を説くなどし、林子平(はやししへい)、高山彦九郎とともに、志の高い奇特な人物として「３奇人」と称された。外国船が出没すると、海防を訴える「不恤緯(ふじゅつい)」を執筆し、後に吉田松陰が開いた「松下村塾」からも出版された。また、歴代天皇の墓を調査し、修補の必要性を説いた著書「山陵志」では前方後円墳の名を世に広め、考古学の礎を築いた。 没後１００年では、かつての宇都宮藩主らが、君平をまつる蒲

[funaki_naoto]

[history]