東京大空襲の実像７００枚 : 東京23区 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

空襲被害を受けた雙葉高等女学校校舎。似た構図の写真が米軍の無差別爆撃を批判する宣伝に使用された（１９４５年頃、現在の千代田区六番町で。東京大空襲・戦災資料センター提供） 「東京大空襲・戦災資料センター」（江東区北砂１）が、３月に開館１０周年を迎えるのを記念し、特別展「東方社写真部が記録したアメリカ軍の無差別爆撃」を１８日から開く。戦時中、陸軍の対外宣伝工作を担った東方社の写真は、合成技術を多用し、これまで史料価値は低いとされてきた。今回の展示では昨年入手した東方社のネガフィルムをもとに初公開の記録写真を展示し、空襲被害の新たな断面を浮き彫りにする。 東方社は、陸軍参謀本部の下で対外宣伝工作を担当し、写真雑誌「ＦＲＯＮＴ」などを編集・発行していた。同誌は、１９４２～４４年にかけて、中国や東南アジアなど日本の支配地域を中心に発行された。１５か国語で出された創刊号の発行部数は約６万９０００部。欧

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あのハイクオリティな雑誌「FRONT」を刊行していた東方社の写真とな。