「夢ある電車に」願い乗せ : 富山 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

ＪＲ西日本のダイヤ改正で県内に１７日、新型車両「５２１系」が初めて乗り入れ、ＪＲ富山駅で出発式が開かれた。同駅には５０人以上の鉄道ファンが訪れ、青と白のラインが特徴の車両を写真に収めていた。 出発式では県知事政策局の吉田修局長が「（２０１４年度末の北陸新幹線開業後に経営分離される）並行在来線でも新型車両の導入を求めていた。少しでも夢のある電車にしてほしい」とあいさつ。この日、誕生日を迎えた高岡市出来田、同市立芳野中２年戸出寛人さん（１４）が右手を挙げて合図すると、高岡駅に向けて出発した。戸出さんは「環境にもいいので、自動車ではなく５２１系を使って移動してほしい」と話していた。 「５２１系」は２００６年にＪＲ西日本が開発。これまで北陸線の米原―金沢間で運行されていた。ブレーキをかけると発電することができ、従来よりも省エネルギー化されたという。車いす利用者らが使用できる多機能トイレ付き。金沢―