酒田駅前再開発が頓挫 : 山形 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

ＪＲ酒田駅前の再開発を進める「酒田フロントスクエア」（酒田市、井上義裕社長）は１８日、旧ジャスコ酒田駅前店の跡地に建てる予定のホテル・商業施設の建設について、現計画での続行が不可能になったと発表した。東日本大震災の影響で建築資材の価格が高騰し、資金繰りが厳しくなったことを理由に挙げた。市も駅周辺の整備を計画するなど、官民協調で取り組んできただけに、今後の影響が懸念される。 同社は２０１０年９月、酒田市の企業７社によって設立。計画では、市所有の旧ジャスコ跡地（６５００平方メートル）に１０階建てのホテル棟と４階建ての商業棟を建設、隣接する日新開発ビルと駐車場にはマンション棟を配置する。総事業費は約４９億円。ホテル・商業棟は１３年１２月の完成を目指していたが、震災や設計の遅れなどが影響してずれ込んでいた。 １８日に市内で記者会見した井上社長は、昨年１１月に実施したホテル・商業棟建設の入札で、地元

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『これまでに実施設計などの費用として、約4400万円の補助金が投入』『酒田市はジャスコ跡地を約3億8600万円で購入。旧ジャスコの建物解体などにも国や県、市の補助金約3億6000万円が使われている』