元代表側とクラブに和解勧告 ＶＦエンブレム : 山梨 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

サッカーＪ２・ヴァンフォーレ甲府のチーム譲渡を巡り、チームエンブレムの商標権の名義人男性（昨年８月死亡）が運営会社「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」を相手取り、エンブレムの使用差し止めと譲渡代金の２億４８００万円の支払いを求めた訴訟で、東京地裁が両者に和解勧告を出していたことが１１日、わかった。 原告側の弁護士によると、４日に同地裁で開かれた弁論準備手続きで、地裁が和解勧告を出した。具体的な解決金の額などは示さなかったという。次回の弁論準備手続き以降、和解に向けて協議していく。 訴状などによると、男性は１９９７年、ヴァンフォーレの代表者として、商標権を含むチーム営業権を２億４８００万円で運営会社に譲渡する契約を結んだが、支払いを受けていない、としている。男性は、ヴァンフォーレの前身「甲府サッカークラブ」の監督や会長を歴任した後、運営会社の取締役を務めた。