公用車の市議「占有」、管理不十分と気仙沼市 : 巨大地震 : 特集 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

宮城県気仙沼市の離島・大島に名古屋市から支援物資として無償貸与された公用車を大島在住の市議（６０）が占有していた問題で、気仙沼市は２６日、市議が公用車を使用する経緯などについて職員から話を聞くなど調査を始めた。 菅原茂市長は同日夕、初日の調査結果の報告を受け、「震災対応が落ち着いた段階で、（市議から）返してもらえばよかった」と述べ、市側の管理が不十分だったとの考えを示した。 菅原市長によると、市は昨年４月２７日、島で支援物資やボランティアの受け皿となっている住民組織「大島地区災害対策本部」に、公用車のパジェロを使ってもらおうと、島にカーフェリーで運び、同本部の中心メンバーの市議が受け取ったという。 市職員以外に公用車の運転を任せたことについては「職員は別の仕事もしており、車を有効活用するため災害対策本部に送った。公用車を貸すなというのも震災当時は異常な話」と語る一方、「市議個人に貸した感覚